国際物流は専門的で難しい印象がありますが、実はちょっとした雑学が「なるほど!おもしろい!」と理解を深めるきっかけになったりしまう。ここでは、雑学を切り口にしながら、実務に繋がる3つの話をご紹介します。
1. 世界のコンテナの大半は同じサイズ(用途に応じた特殊サイズも)
国際物流で使われる海上コンテナは、ほぼ全世界で「20フィート」か「40フィート」というサイズに統一されています。これは1960年代にアメリカで標準化が進み、世界中の港や船が対応することで効率化が実現しました。世界を変えたイノベーションともいわれております。詳しくは「コンテナ物語」という本がございますのでご興味あれば是非。
👉 実務においては、「自社の商品は20フィートで十分か、40フィートが必要か」を判断することが物流コストの最適化につながります。少量であれば「混載(LCL)」を選ぶのも選択肢です。
ただし、例外的なコンテナも存在します。アメリカでは「45フィートコンテナ」が長距離輸送で用いられることがあり、日本国内では鉄道輸送向けに「JRコンテナ」と呼ばれる独自規格(12フィートや31フィートなど)も普及しています。
このように世界標準の中にも地域特有の規格があり、輸送ルートや国によって最適な手段を選択することがコスト削減にもつながります。
2. 世界の貿易の95%は船で動いている
現在、世界の貿易量の約95%は海上輸送に依存しています。航空輸送はスピードでは優れていますが、コストや積載量の制約から全体のわずか数%にとどまります。
👉 この数字は、中小企業が輸出入を考える際に「基本は船便で、急ぎや高付加価値品だけ航空便」という使い分けを理解する上で非常に重要です。ただし、初回サンプルや販売数量が安定するまでは少量ロットでAIR出荷になるケースも多々ございます。
3. 輸送コストは「距離」より「効率」で決まる
「遠い国への輸送は高い」というイメージを持たれがちですが、実際には必ずしもそうではありません。例えば、日本から北米西海岸へ輸出するコストと、東南アジアの一部地域へのコストがあまり変わらない場合があります。これは、航路の便数、積載効率、港湾インフラなどが大きく影響しているためです。またコンテナの在庫によってもことなります。
👉 実務では「距離」ではなく「航路と運用効率」でコストが決まることを理解し、複数手段、複数ルートで見積もりを依頼することが有効です。
まとめ
国際物流の現場は複雑ですが、雑学を知ることで身近に感じられるだけでなく、実務上の判断にも約経つことがございます。
コンテナサイズは20ft・40ftが基本だが、45ftやJRコンテナといった例外もある
- 世界貿易の95%は船便 → 航空便との使い分けが重要
- 距離より効率で決まるコスト → 複数ルートでの見積もりが有効
こうした視点を持つことで、輸出入を進める際の意思決定がより賢くなります。
弊社では、こうした知識と実務を結びつけながら、中小企業の輸出入を伴走支援しています。初めての国際取引でも安心して挑戦できる環境づくりをサポートしております。