国際貿易を始めたいと考える中小企業にとって、最初の課題は「取引先探し」です。どんなに良い商品を用意しても、現地で輸入してくれる相手がいなければ取引は成立しません。
ここで注意すべきなのは、輸入者(Importer)と販売者(Distributor/Retailer)は同じではないという点です。
- 輸入者は、現地税関に申告し輸入手続きを担う法的な責任者。
- 販売者は、商品を小売やECで販売する役割。
販売者はいても輸入者が不在というケースは珍しくなく、この場合は貨物が港や空港で止まり、販売まで進めないリスクがあります。
中小企業が国際取引を進める際には、
- 誰が輸入者になるのかを明確にする
- 販売者と輸入者が分かれている場合の流れを確認する
- 必要に応じて輸入代行業者や現地法人の設立も検討する
こうした準備が不可欠です。
国際物流はモノの流れだけでなく、人の役割がかみ合って初めて機能します。まずは「輸入者と販売者を明確に分けて確認すること」が大切です。
弊社では、初めての貿易に挑戦する企業さまも伴奏してサポートさせていただいております。安心してご相談ください。