製造・販売・調達の拠点として注目を集めるインド。
一方で、現地で物流を運用していると、他国ではあまり見られない “インドならではのあるある” に直面することも少なくありません。
ここでは、現場で実際によく耳にするインド物流の“あるある”を、コラム形式でまとめました。
■ あるある①
「予定より着かない」——輸送リードタイムは“読めない前提”
道路事情・渋滞・検問・天候・地域差…
インドの国内輸送は、“計画=仮説” という感覚に近い運用になりがちです。
✔ 出荷はできたのに、いつ着くか確約できない
✔ 工場・倉庫・販売の計画が振り回される
現場では「余裕を見た計画」「バッファ在庫」が必須になることもしばしばです。
■ あるある②
倉庫ごとに運用が違う——標準化が進まない
同じ業務でも
- 倉庫によって当たり前が違う
- 在庫精度・棚卸精度に差が出る
- 現場判断に頼る運用になりやすい
結果として、
✔ トラブルは現場依存
✔ 本社から状況が見えない
という構造が生まれやすくなります。
■ あるある③
通関・規制・書類が難しい(BIS・税制・証跡対応)
- BIS認証や輸入規制
- GST運用・州差
- HSコード解釈のズレ
「書類が揃っているのに通らない」
そんなケースも珍しくありません。
■ あるある④
パートナーとの情報共有が属人化しやすい
- 口頭・メール中心
- KPI/SLAが曖昧
- トラブル時の原因追跡が困難
「どこで止まったのか分からない」
「再発防止が進まない」
——これもインド物流でよく起きる実情です。
■ あるある⑤
“価格最安”で選ぶと、運用コストが高くなる
目先の輸送単価を優先すると
- 遅延・再配送料・追加対応
- 在庫増・機会損失
など、結果的に“高い物流”になることも。
インドでは
“価格よりも運用品質”が結果的にコストを下げる
ケースが多く見られます。
🔷 あるあるの裏側にある共通点
これらの多くは、
- 現地と日本の「前提・文化・運用思想の違い」
- 物流・通関・購買・拠点運用が 縦割りで進む構造
から生まれるケースがほとんどです。
■ 私たちのスタンス ——「一緒に考え、一緒につくる物流」
インドの物流は、環境・制度・現場状況が常に変化し続けます。
「一度で完全に解決する」タイプのテーマではなく、
現場と対話を重ねながら、運用を改善し続けていくことが求められます。
私たちは、
✔ すぐに“魔法の正解”を提示するのではなく
✔ 現場のリアリティに寄り添いながら
✔ お客様と一緒に仕組みを育てていく
——そんな伴走型の支援を大切にしています。
輸送・倉庫・通関・情報連携を含めた運用を
根気強く、段階的に整えていくこと。
そのプロセス自体が、インドで成果を積み上げるうえで、重要な価値になると考えています。
🔷 最後に(お問い合わせ導線)
インド物流の運用に課題やモヤモヤを感じている企業様と、
対話からご一緒に整理するところから スタートできれば幸いです。
📩 まずは現状ヒアリングのご相談からお気軽にどうぞ